大学を卒業後、大手建設会社に就職し、建設工事の現場監督となった。
当時の建設業界は、大手といえども、世の中は週休2日制に対しての議論展開中であるのにもかかわらず、週休制(日曜の休業)をどう考えるか????と言うレベルの状況であった。
土曜も日曜日もなくローテーションで月に3〜4日の休みが取れる程度であった。
入社して2〜3年は、職場での付合いで海釣りや、会社の同僚などとの管理釣り場のBBQなどを楽しんでいた。
そんな中、自然の中で大型に育ったマス達をルアーで釣り上げたくて、芦ノ湖へと足しげく通い始めた。
3月から5月迄は手漕ぎボートでのキャスティングが主で、ポイントを大きく移動するときは、モノフィラメントによるレイクトローリングもどきで、間違って魚が掛からないかと竿を出しておく。
学生時代、本当に間違ってかかって、T君が竿を持っていかれたことも在り可能性は充分だ。
彼が曰く、”竿が跳んだ” 一瞬のうちに持っていかれてしまい、竿を抑えることもできなかったそうだ。
場所は、湖尻の海賊船桟橋の沖で水深もあり、根がかりはあり得ない場所、彼は持っていかれた竿とリールを残念がっていたが、僕は、ルアーをひったくっていった魚の顔を見れなかった方が残念で仕方がなかった。
いつもボートを借りていた湖尻のおか本さんでボート免許の講習会があり偶然にも芦ノ湖で小型船舶(湖川限定)の免許の試験を受講することが出来た。
1978年夏、無事にボート免許を取得し、本格的な芦ノ湖での釣りが始まった。

![]() | 価格:3,520円 |

